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世界経済・見て歩き

中国・杭州市 ハイテクシティー 「顔」で決済、財布不要 国民監視の手段にも

コンビニエンスストアのレジにも顔認証機能を備えた端末が導入されていた=中国浙江省杭州市で、赤間清広撮影

 今や現金を押しのけ、スマートフォンを使った電子決済が主流になった中国で、今度は自分の顔の情報を財布や鍵の代わりに使う顔認証サービスが普及し始めた。特に浙江省杭州市は、街中の至る所に顔認証が導入されている「顔認証シティー」として知られる。現地を訪ね、その実態を探った。

 扉の前に立っただけで、2秒ほどで鍵が自動で開いた――。2018年末に開業した菲住布渇(フライズーホテル)は、ハイテクを詰め込んだ近未来型ホテルだ。宿泊者はチェックイン時にまず顔情報を登録。ルームキーは存在せず、自分の顔が鍵の代わりとなる。

 自動販売機を含め、支払いは全て顔認証で済み、財布やスマホをわざわざ出す必要がない。エレベーターにも顔認証機能が組み込まれ、自分の部屋がある階のボタンしか押せない仕組みになっている。ホテル内のフィットネスクラブも顔が通行証代わりとなり、手ぶらのままあらゆるサービスが利用可能だ。

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