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今週の本棚・この3冊

龍應台 阿古智子・選

 <1>台湾海峡一九四九(龍應台著、天野健太郎訳/白水社/3300円)

 <2>父を見送る(龍應台著、天野健太郎訳/白水社/2640円)

 <3>永遠の時の流れに 母・美君への手紙(龍應台著、劉燕子、和泉ひとみ訳/集広舎/2400円)

 激動の近代史と庶民のライフ・ヒストリーを中心に描き、中国語圏で絶大な人気を誇る台湾の作家・龍應台。1月、私は彼女と、台湾の総統選投票日前日、民進党の遊説を見に行った。彼女は応援の声をあげる人たちに囲まれる中で、旗も持たず、静かに候補者の演説を聞き、聴衆を観察していた。本人だと気づかれないように、帽子とメガネを着用して注意深かったから、そばにいた私もなんだか緊張した。

 馬英九政権で文化部長を務め、父も国民党の軍人だったから国民党支持だろうという人もいるが、それはわからない。ただ、一方的にラベルを貼られることを拒絶しているのだ。フェイクニュースがあふれ真実を判断するのが難しい時代だ。意図的な印象操作も少なくない選挙活動と距離を取る理由は作品を見ればわかる。

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