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伊東光晴・評 『“フランスかぶれ”ニッポン』=橘木俊詔・著

 (藤原書店・2860円)

経済力、軍事力よりも強い文化の力

 「ふらんすへ行きたしと思へども、ふらんすはあまりに遠し、せめて……」という萩原朔太郎の『純情小曲集』の詩の一部から、この本ははじまっている。

 フランスが遠かったのは、明治、大正の昔だけではない。敗戦後、学生時代をすごした私も、フランスははるかに遠く、ルネ・クレールの映画とパリ祭のシャンソンがかもし出す憧れの国であった。

 日本にとって重要な国は、戦前も戦後も、今もアメリカである。だが、アメリカに憧れた人を私は知らない。

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