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松原隆一郎・評 『大学改革の迷走』=佐藤郁哉・著

 (ちくま新書・1320円)

 日本の大学が、ながらく混乱している。世界のトップ100に10大学以上を送り込むはずの「スーパーグローバル大学創成支援事業」が講じられても国立・私立大学の世界ランキングは落ち続け、法科大学院で司法試験の合格者数増加を実現すれば新人弁護士が就職難となり、ノーベル賞受賞者たちはインタビューで若手の研究環境の劣化を憂慮している。

 少子化で入学者数が減るのだから、関係者の雇用は低迷して当然だ。けれども低迷が想定を超え深刻化するには、別の要因が加わっている。本書はここ30年にわたる文部・文科省の「大学改革」政策を精査し、それがいかに「残念な」ものであったかを展望している。

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