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亡き2人にささげる初優勝 徳勝龍、恩師は近大時代の監督と北の湖

優勝を決めて支度部屋で涙を流す徳勝龍=東京・両国国技館で2020年1月26日、藤井達也撮影

 「自分なんかが優勝していいんでしょうか」。大相撲初場所千秋楽の26日、幕尻の西前頭17枚目で初優勝を遂げた徳勝龍(33)。土俵下での優勝インタビューで開口一番、笑いをとったが、亡き恩人に話が及ぶと、思わず声を詰まらせた。

 2人の「師匠」にささげる優勝だった。18日に55歳で急死した母校・近畿大相撲部の伊東勝人監督と、2015年11月に62歳で死去した日本相撲協会前理事長の北の湖親方(元横綱)の教えが、初土俵から11年で結実した。徳勝龍は「良い報告ができる」と喜びに浸った。

 奈良市出身。高知・明徳義塾高2年で全国高校総体団体優勝を果たすも、個人成績は伸び悩んだ。「卒業後は実業団に行くつもりだった」という徳勝龍に近畿大入学を勧めたのが伊東監督だった。4年で主将に抜てきされ、西日本学生相撲選手権で優勝。「伊東監督がいなかったらプロ入りはなかった」。しこ名の「勝」は、伊東監督の名前からもらった。徳勝龍は「弱気になるたびに監督の顔を思い出した。一緒に土俵で戦っていてくれた気…

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