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記者たちの記憶・阪神大震災25年

阪神大震災が1月17日で発生から25年の節目を迎える。毎日新聞では記者が全国から集結、長期にわたり取材に当たった。東日本大震災が起きるまで、国内では戦後最大だった自然災害から四半世紀を経て、記者が当時を振り返る。

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記者たちの記憶・阪神大震災25年

モニュメントの声

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「1・17 希望の灯り」を見つめ涙ぐむ遺族ら=神戸市中央区の東遊園地で2000年1月17日午前5時55分、中村真一郎撮影
「1・17 希望の灯り」を見つめ涙ぐむ遺族ら=神戸市中央区の東遊園地で2000年1月17日午前5時55分、中村真一郎撮影

 「こわかったね/いたかったね/さむかったね/もうだいじょうぶだよ/あなたたちのえがお/あなたたちのわらいごえ/いつまでも/いつまでも」

 6人の園児が亡くなった兵庫県芦屋市立精道保育所の詩碑を見て、真っすぐな親たちの愛情に衝撃を受けた。震災モニュメントを訪ねる交流ウオークは、グリーフ(悲嘆)を抱えた遺族らが歩き、語らう場になった。

 神戸大夜間学生の長男を21歳で亡くした父親(77)は震災から4年間「どうして守ってやれなかったんだ」と自分を責めてきた。だが「ここは泣いてもいい場所ですよ」と声を掛けられ「息子以外の6433の魂も祈って歩こう」と、その後のウオークを先導するようになった。

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