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旧社会党委員長・石橋政嗣さん=2019年12月9日死去・95歳

=塩入正夫撮影

 「軍事力による防衛は可能か」と問題提起し続け、社会党の綱領を、政権を担える党への脱皮を目指した「新宣言」に代えて「普通の政党」にした。どちらも党内の反対を押し切ってのことで、党のトップとして使ったエネルギーの半分以上が党内対策だった。

 「軍事力は国を守れない」「武器は持てば使いたくなるもの」とよく言っていた。これが1966年の自衛隊漸減を柱とする「石橋構想」、80年の「非武装中立論」となった。日本統治下の台湾に生まれ育ち、青春を戦争に翻弄(ほんろう)された経験に裏付けられていた。

 83年9月、中曽根康弘首相(当時)との論争もこの口癖がベースだった。「抑止と均衡による防衛」論の首相との議論はすれ違ったが、論戦らしい論戦だった。冷戦、55年体制末期に活躍した2人が相次いで逝った。あのころの政治家には志と迫力があった。

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