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Dr.北村が語る現代思春期

HPVワクチンで「一揆」

 このまま、子宮頸(けい)がんの原因ウイルスであるHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染を防御するワクチンの積極的接種勧奨が差し控えられたままになったら、どうなってしまうのだろうか。考えただけでつらい気持ちに襲われます。

 わが国では現在、子宮頸がんで年間2800人ほどが死亡しています。この数は、交通事故による死亡者数(約3200人)に近いのです。日本人女性の83人に1人が子宮頸がんを発症、しかも若い世代での罹患(りかん)が増えており、その多くが治療により妊娠する能力を失っています。妊娠と子宮頸がんの発症が重なって、手術によって妊娠の中断を余儀なくされることもあります。

 検診で早期発見できれば子宮頸がんによる死亡を免れる、とおっしゃる方がいます。しかし、検診は2次予防と呼ばれ、あくまでもがんあるいはがんに移行する危険性の高い病変の早期発見に過ぎません。仮にがんの手前で発見されても、手術によって早産のリスクが高まるなど、将来の妊娠・出産への影響は否定できません。

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