「iPS心筋シート」を初移植 阪大が世界初 5年以内の実用化目指す

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 大阪大は27日、iPS細胞(人工多能性幹細胞)から作ったシート状の心臓の筋肉細胞(心筋シート)を重症心不全患者に移植したと発表した。iPS細胞の臨床応用で、心臓への移植は世界初。手術は今月行い、経過は順調という。治療法として国の承認を得るための臨床試験(治験)の1例目に当たり、最終的に計10人に移植して安全性と有効性を確認する。5年以内の実用化を目指している。

 執刀した澤芳樹教授(心臓血管外科)らによると、移植したのは虚血性心筋症の患者。京都大が備蓄する第三者由来のiPS細胞から心筋シートを作り、開胸手術で患者の心臓表面にシート3枚(心筋細胞約1億個)を張り付けた。手術は約2時間で終わったという。

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