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ロンドンでコービーは即答した「NBAと五輪? どちらも大切さ」(2012年07月31日本紙掲載)

ロンドン五輪バスケットボール男子決勝の第3クオーターで豪快にダンクシュートを決める米国のコービー・ブライアント=ロンドンのノースグリニッジ・アリーナで2012年8月12日、佐々木順一撮影

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 米国のスーパースターが五輪に価値を見いだしている。過去5度、米プロバスケットボール(NBA)のファイナルを制したコービー・ブライアント(レーカーズ)。ロンドン入り後の記者会見で「五輪は国を代表する特別な舞台。NBAと五輪? どちらも大切さ」と、即答した。

 1次リーグA組のフランス戦で白星発進した米国代表は、ブライアントのほか、リーグとファイナルの両方で最優秀選手(MVP)を獲得したレブロン・ジェームズ(ヒート)、3季連続得点王のケビン・デュラント(サンダー)ら12人。いずれも10年世界選手権や08年北京五輪で優勝したメンバーで、報酬ではなく国際舞台への出場を意気に感じている顔ぶれだ。

 ロンドン五輪は米国が発祥の地と自負する野球とソフトボールが正式競技から外され、男子のサッカーも出場を逃した。連覇に挑む男子バスケへの期待感は高い。今大会はNBA選手が初参加した92年バルセロナ五輪から20年。今回はマジック・ジョンソン(レーカーズ)やマイケル・ジョーダン(ブルズ)を擁する初代「ドリームチーム」を上回る活躍が米国民の注文だ。ブライアントは「彼らは伝説。自分たちもいつかはその歴史の一部になりたい」との思いを胸に秘めている。

 「ドリームチーム」は今回が最後との観測も流れている。NBAのスターン・コミッショナーは次回の五輪から23歳以下の選手が出場するサッカーのように年齢制限を加える構想を持っているからだ。今回、男子バスケに出場する12カ国にNBA選手は経験者も含めて米メディアによれば過去最多の54人がいる。バルセロナ五輪当時の20選手から大幅に増え、普及に貢献したことが表向きの理由。背景はブライアントのような高額年俸のスターを五輪で壊されたくないとのオーナー側の意向が強い。野球が米大リーグ選手を派遣せずに五輪競技から外れたように、プロスポーツが発達した米国らしい考え方だ。

 27日の開会式。米国選手団の一員で入場行進しながらブライアントはNBAの会場とは異なった光景をまばゆそうに見つめた。年齢制限の構想をブライアントは、こう一蹴する。「取るに足らないアイデアだ。五輪はベストの選手が立つ舞台なんだ」【小坂大】

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