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北朝鮮映画界に「異変」 「キネマの王国」が新作ゼロ 金正恩氏「沈滞抜け出せ」

2014年にアニメ映画スタジオ「4・26漫画映画撮影所」を訪れ、指導する金正恩氏=「朝鮮文学芸術年鑑2015」から

 北朝鮮の映画界が沈滞ムードに陥っている。2017年から新作の公開はゼロ、いくつもの作品がお蔵入りにもなっている。ポン・ジュノ監督の「パラサイト 半地下の家族」がアカデミー賞候補になり、世界の注目を浴びる韓国の映画界とは対照的だ。「キネマの王国」を夢見た父と違い、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は映画への興味を抱いていないのか?【鈴木琢磨】

 その日、1月8日は慶祝行事もなく、静かに過ぎていこうとしていた。正恩氏の誕生日である。ところが、夜8時のニュースが終わるや、朝鮮中央テレビが16年に製作された1本の映画を流し始めた。タイトルは「わが家の物語」。平壌(ピョンヤン)近郊の南浦(ナムポ)市に住む20歳の女性労働者、チャン・ジョンファさんが7人の孤児を育てたという実話をもとにした作品だ。チャンさんは15年に開かれた第2回全国青年美風先駆…

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