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あした元気になあれ

小国綾子記者の「元気」を追いかけるコラム。

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男性の育休は「伝染」する=小国綾子

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育休を取った毎日新聞の男性記者。ベビーカーに乗るのをイヤがる娘さんをやむなく抱っこ。子供が生まれる前は「なぜベビーカーを押しているのに子供を抱っこしている人がいるのか」と疑問だったそうだ
育休を取った毎日新聞の男性記者。ベビーカーに乗るのをイヤがる娘さんをやむなく抱っこ。子供が生まれる前は「なぜベビーカーを押しているのに子供を抱っこしている人がいるのか」と疑問だったそうだ

 小泉進次郎環境相の「育児休業」取得宣言が批判を浴びている。「閣僚には代わりがいないのに」と。でも男性の育休取得を阻んできた最悪の理屈が「代わりがいないから休むな」ではないかな。

 援護射撃しなきゃ、と思っていたら、今度は男性の「とるだけ育休」が物議を醸している。きっかけは、スマートフォンのアプリで母親向けの情報発信をしている会社のネット調査だ。母親約4000人が回答した結果によると、育休を取った夫約500人のうち、家事や育児に費やした時間が2時間以下だった人が32%、つまり3人に1人に上ったという。

 自由回答には「夫はだらだらしていて家のことは結局自分(妻)が」「何日かは遊びに使っていた」などの文句も。そりゃ妻も怒るわ。調査した会社は夫たちに「とるだけ」ではなく、妻とちゃんと話し合い、「量的に担当する」「必要なスキルを習得する」「十分な期間を取得する」などを提案している。同感だ。

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