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阪神大震災25年

高度成長を遂げた大都市をマグニチュード7・3の地震が襲い、6434人が死亡、二十数万棟の家屋が全半壊した阪神大震災が、2020年1月17日で発生から25年を迎えた。

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阪神大震災25年

阪神大震災25年 77歳、私も義母と同じ年に 枚方の中川さん、神戸のモニュメント慰霊 /大阪

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老いても「ここに通いたい」 プレートの故人に寄り添い

 阪神大震災から25年。犠牲者の氏名を刻んだ「慰霊と復興のモニュメント」(神戸市中央区)では今月17日、今年も多くの人が故人をしのんだ。中川智昭さん(77)=枚方市=もその一人。義母の滝口静子さん(当時77歳)を亡くした中川さんは、氏名が刻まれたプレートをなでながら「私の目の黒いうちは毎年、ここに通いたい」と目を真っ赤に腫らした。【隈元悠太】

 最後に静子さんと会ったのは、震災前日の16日。神戸市内にあった静子さんのアパートで、親戚そろって新年をお祝いした。楽しい時間はあっという間に過ぎる。夕方、帰ろうとした中川さんにご機嫌な様子で「良い正月だった」とつぶやいたのが、静子さんの最後の言葉になってしまった。

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