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疑問氷解

果物のカキの種は丸いのに、お菓子の「柿の種」は長いのはなぜ

(左から)あんぽ柿のタネ、お菓子の柿の種、富有柿のタネ
柿の種を手作業で作っていたころのものを再現した金型(浪花屋製菓提供)
柿の種を作った今井与三郎さん(左)とさきさん=1955年ごろ(浪花屋製菓提供) 

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 Q 果物くだもののカキのたねまるいのに、お菓子かしの「かきたね」はながいのはなぜ (埼玉県さいたまけんさいたましょう5、北條ほうじょうまことさん)

まるたねおおいがほそなが品種ひんしゅ

 A お菓子かしかきたねは、もちごめ材料ざいりょうにした米菓べいか「あられ」のいっしゅです。最初さいしょつくったのは、新潟県長岡市にいがたけんながおかしにあるメーカー「浪花なにわ製菓せいか」だそうです。やはり、果物くだもののカキのたねていないのでは、という質問しつもん会社かいしゃとどくそうです。

 浪花なにわ製菓せいかは、今井いまい与三郎よさぶろうさんというひと大正時代たいしょうじだいの1923ねんにつくったせんべいはじまりです。あられはもちをこまかくきざみ、いって、あじをつけます。かきたねができるまえ与三郎よさぶろうさんのあられはもちを長円ちょうえんけい金型かながたでくりぬいたながさ1・8センチメートル、はば0・9センチメートルの小判こばんがたでした。

 おみせはじめたよくねんあきのこと、与三郎よさぶろうさんとつまのさきさんがあられをつくっていると、みせにおきゃくさんがました。さきさんがあわてて、金型かながたんづけ、ゆがんでしまったそうです。

 なおそうとしたのですが、もとにはもどりませんでした。金型かながた貴重きちょうなのでそのまま使つかったら三日みか月形づきがたのあられができ、それがかきたねになりました。

 名前なまえかんがえたのは、与三郎よさぶろうさんがあられのさがして長岡ながおかまわっているときに出会であった八百屋やおやさんです。「いろかたちもカキのたねみたいだなあ。名前なまえは『かきたね』でいいんじゃないか」とったそうです。

 しかし、まるっこいたねかたちちがうのはになりますよね。浪花なにわ製菓せいかいたところ、じつ細長ほそながたねができるカキもありました。

 おおべられているのはたねまるみのあるカキや、たねのないカキです。でも、たとえば、おもに愛知県あいちけんつくられている筆柿ふでがきばれるカキはたねほそいのです。また、福島県ふくしまけんのあんぽがきというがきたねは、お菓子かしかきたねそっくりでした。

 長岡ながおかでも、いまほそたねのカキはなじみがうすいのですが、むかしはあったそうです。浪花なにわ製菓せいかでも「当時とうじ八百屋やおやさんはっていたのかもしれない」とわれています。【上田うえだ泰嗣やすつぐ

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