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SUNDAY LIBRARY

岡崎 武志・評『どこからお話ししましょうか 柳家小三治自伝』『ザ・うらたじゅん 全マンガ全一冊』』ほか

◆『どこからお話ししましょうか 柳家小三治自伝』柳家小三治・著(岩波書店/税別1500円)

 志ん朝と談志亡き後、いまの落語界で人気実力ともに間違いなくトップにあるのが柳家小三治。昨年80歳を迎え『どこからお話ししましょうか 柳家小三治自伝』で、芸と人生を存分に語る。

 小学校の校長が父親というかたい家に育ちながら噺(はなし)家を志す。昭和の名人・柳家小さんに入門。「お前の話はおもしろくねえな」と言われながらも頭角を現す。テレビに出始めた頃、沼津で若い娘に「ちゃんと落語をやってください」と釘(くぎ)を刺された。その娘とは……人情話のようなエピソードだ。

 バイク、クラシック音楽、北海道旅、俳句会と趣味も真剣、落語も人付き合いも真剣。心を動かす芸の追求は止(や)むことがない。「うまくやろうとしないこと。それが、難しい。とても難しい」。これらの言葉に千鈞(せんきん)の重みがある。

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