
子育てと親の介護が同時に重なる可能性について考えたことはあるだろうか。こうした状態を指す「ダブルケア」を取材し、2019年11月21日から5回、中部本社版の企画「目をそらさないで 『ダブルケア、その時』編」を連載した(ニュースサイトにも掲載)。忙しい朝、親が便をもらし、登園間際の娘が泣き出した――。担い手は日々何を優先すべきか悩み、精神的に追い込まれる人もいるが、担い手を支える仕組みは乏しい。縦割り行政を超え、課題を丸ごと受け止める態勢づくり、そして誰もがダブルケアについて知り、心構えをすることが必要だと考える。
この記事は有料記事です。
残り1777文字(全文2037文字)