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キズとカタチの総合医

人工物と皮膚移植の進歩=桜井裕之・東京女子医科大学形成外科教授

金属プレートが露出した潰瘍を皮弁移植術によってきれいに閉じた患者の傷口=桜井裕之氏提供

 皮膚を移植する方法として、血流のない皮膚を一定期間密着・固定させておく植皮術と、血流を保ったまま移植する皮弁移植術の2通りがあることを前回お話ししました。太もものつけねの部分は、皮膚に余裕があり、下着で隠しやすい部位なので、必要な皮膚を採ってくる場所としてよく利用されます。従来は植皮術として移植されることが圧倒的に多かったのですが、最近は皮弁移植術として利用する機会も増えてきました。

 61歳の女性が整形外科医から紹介され私の外来を受診しました。左の鎖骨骨折が金属プレートで固定されていたのですが、術後1カ月ほど経過して創部が開き、プレートが露出していました。鎖骨を覆っている部分の皮膚は薄く、この方の場合2回目の手術だったのでキズの治りが悪かったのです。このような場合、再度縫い直しをしても、傷痕の部分は弱いのでまた開いてしまいます。また露出したプレートを放置すれば細菌が侵入し骨が…

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