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くらしの明日

私の社会保障論 心肺蘇生実施しない意思尊重=白十字訪問看護ステーション統括所長・秋山正子

本人の望む最期へ向けて

 東京消防庁は昨年12月、救急隊が駆け付けた時、既に心肺停止状態にある成年の傷病者に限り、心肺蘇生を望まない意向を示したものが確認できた場合の新しい対応方針を示した。もちろん、これには「条件」がつく。

 前もって十分に話し合いがなされ、自分が心肺停止となった時に「心肺蘇生を実施しない意思」を持っていることが確認できた場合だ。これまでの制度では、心肺蘇生をしながら救急病院へ搬送されるのだが、連絡の取れたかかりつけ医らが死亡診断できるという対応方法が提示された。

 平均寿命がもうすぐ90歳に届く超高齢社会。8割の人が病院で亡くなるという時代が半世紀も続き、人々は亡くなりゆく人を身近でみる経験をしないまま、全てを病院の中で完結させている。このためか、最期の場面に立ち会うことになった家族らが慌てて救急要請する場合が見受けられる。本人は「家で」と望んだのに、救急車を呼ぶことが救命を希望したという意思表示ととらえられ、心臓マッサージをはじめとしてさまざまな医療処置…

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