中国・湖北省武漢市などで感染が拡大している新型コロナウイルスによる肺炎で、日本政府がチャーター機の運賃として、1人あたり8万円を請求することに関し、ネット上では「あまりに高い」「本人負担で当たり前」などと議論を呼んでいる。29日の参院予算委員会でもチャーター機の運賃について取り上げられ、茂木敏充外相は「これまでも本人に負担してもらっていることもあり、今回も同様の措置にしている」と説明した。負担はどうあるべきなのか。【木許はるみ/統合デジタル取材センター】
外務省によると、同省がチャーター機利用に関する契約書を航空会社と結び、料金については「正規料金をベースに算出した」と説明。経済的な事情で運賃を負担できない場合は「個別に対応することもあるが、基本的には、料金がかかることを前提として、みなさん希望を出している」と話した。
ツイッター上では、28日に「1人8万円請求」のニュースが流れると、「あまりに高い」「出せない人は帰れないんだ」など、料金設定への疑問が飛び交った。
今回のチャーター便を運航する全日空は、武漢発成田行きの直行便を1月25日~3月1日まで欠航しており、同社広報は「運賃は空席状況や時期によって異なり、平均的な運賃の公表は難しい」と話す。29日現在、武漢空港は封鎖され、一般の航空便は利用できないが、通常であれば格安航空券で往復1万円台~2万円台でも購入できる。
29日の参院予算委では、立憲民主党の杉尾秀哉参院議員が「片道8万円の請求、これくらいは政府で出していいのでは」と質問。すると、茂…
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