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八上城=兵庫県丹波篠山市 波多野氏滅亡、往時しのぶ

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八上城が築かれた「丹波富士」と呼ばれる高城山=兵庫県丹波篠山市で、大森顕浩撮影
八上城が築かれた「丹波富士」と呼ばれる高城山=兵庫県丹波篠山市で、大森顕浩撮影

 <ぐるっと兵庫・大阪・京都 ちょい旅>

 兵庫県丹波篠山市の街が広がる盆地の中央に、戦国時代の山城で国史跡の八上(やかみ)城がある。領主・波多野氏は近畿一円に存在感を示す実力者だったが、明智光秀による包囲戦で悲劇的な最期を迎えた。難攻の城を訪ね、往時に思いをはせた。【大森顕浩】

 八上城は美しい裾野を広げ、丹波富士と呼ばれる高城山に築かれた。標高約460メートル、比高(ふもとからの高さ)約230メートルと急峻(きゅうしゅん)で、尾根沿いに曲輪(くるわ)(造成した平地)を設け、規模は東西800メートル、南北400メートルに及ぶ。

 ふもとから約40分歩くと、城の中枢である山頂に着いた。青空の下、盆地を囲む山々を望む絶景が広がっていた。東西に延びる山陰街道も視野に入り、しばし見とれる。光秀が主人公のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」放映を機に、丹波篠山市教委は昨年8~9月、山頂部の約8000平方メートルで樹木を伐採。複数の曲輪が段々畑のように並ぶ山城の構造も見やすくなった。

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