東南アジアを襲う新型肺炎 タイやシンガポール、観光やサービス業に痛手

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新型肺炎の感染拡大を防ぐため、飛行機内を消毒するタイ国際航空の職員=バンコク郊外のスワンナプーム国際空港で28日、ロイター
新型肺炎の感染拡大を防ぐため、飛行機内を消毒するタイ国際航空の職員=バンコク郊外のスワンナプーム国際空港で28日、ロイター

 新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を受け、中国と関係の深い東南アジアや周辺国が対応に追われている。観光客の多いタイやシンガポールなどでも中国人旅行者の感染が確認され、観光や飲食などサービス業を中心に影響が出ている。また各国は、自国内での感染拡大を食い止めようと、中国人の入国制限や帰国者の隔離など水際対策にも頭を悩ませる。

 中国国外で感染者数が最も多く報告されているタイは、中国人旅行者に人気の訪問先だ。2019年には国別で最も多い約1100万人が訪れ、20年も誘致に期待がかかっていた。ところが感染拡大を受けて中国からの団体旅行が中止された。

 タイ英字紙バンコク・ポストなどによると、タイ政府は中国人旅行者が年間200万~900万人減り、経済損失は少なくとも500億バーツ(約1745億円)に上ると試算する。

 シンガポールやマレーシアで確認された感染者もほとんどが湖北省武漢市など中国からの旅行者…

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