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新型肺炎「子供は感染しにくい」と専門家 致死率はSARSやMERS下回る

新型肺炎とSARS、MERS、インフルエンザの違い

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 新型肺炎の原因は、これまでヒトには感染していなかった新しいコロナウイルスで、2002~03年に大流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)や、12年に確認され韓国などで感染が広がったMERS(中東呼吸器症候群)の原因ウイルスの仲間だ。

 コロナウイルスはヒトや動物に感染するウイルスで、SARSの登場前はヒトに感染すると鼻や喉に風邪の症状を起こすことが知られていた。中国の研究チームの発表によると、今回の新型ウイルスはヒトに感染する七つ目のコロナウイルスとみられ、全遺伝情報(ゲノム)の解析から、コウモリなどの野生動物由来の可能性がある。SARSのウイルスと塩基配列が75~85%一致したという。

 一方、中国疾病対策センターなどは1月22日までの初期の患者425人のデータから、昨年12月半ばからヒト・ヒト感染が起こり、患者1人から平均2・2人に感染が広がったとの分析をまとめた。発症までの潜伏期間は平均5・2日だという。

 研究チームが米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンで発表した論文によると、患者の年齢は15歳から89歳で、平均59歳。ほぼ半数が60歳以上で、全体の56%が男性だった。

 19年12月中に発症した47人のうち30人(64%)は、感染場所と疑われている武漢市の海鮮市場か、別の生鮮食品の市場に出かけていた。また14人(30%)は新型肺炎の症状のある人と接触して発症した。医療従事者の発症は計15人。

 患者の行動履歴なども考慮すると、全体の95%は感染から12・5日以内に発症した。

 研究チームは「子供は感染しにくく、発症しても症状が穏やかな可能性がある。また医療従事者の発症者の割合は、SARSやMERSの時ほど多くない」と指摘している。

 新型肺炎の致死率は現時点で2・1%程度。国内で最大0・02%程度のインフルエンザウイルスと比べると高いが、SARSやMERSは下回っている。【須田桃子】

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