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第74回毎日映画コンクール

選考経過と講評(その2止)

=宮間俊樹撮影

映画・演技に国境ない

 ■男優主演賞 成田凌「カツベン!」

 成田には「活動弁士という役柄を、その文化的背景を理解した上で演じたのが分かった」と演技に高い評価。投票の結果、成田5、稲垣1、池松1。

 <講評>刻まれてきた歴史があるから、私たちはその時代や事象を振り返り、未来への指標を見いだすことができる。「カツベン!」では、スラップスティックな笑いのなかに、日本映画の作り手たちが今も抱える悩みが描かれた。客受け(興行力)だけが善なのか? 映画監督の意図を無視して、客を魅了するサイレント映画の弁士。その間に仲間の窃盗団は盗みを働く。成田凌がまず演じたのは、そんな“偽弁士”だ。そして偽弁士は、ひょんなことから雇われた劇場で“弁士”としてデビューする。ここでの成田は、映画と融合する世界へ観客を誘う説明を行う。このとき成田は「カツベン!」の観客だけでなく、撮影現場のエキストラをも沸かせたはず。助演では、役を引き寄せる芝居を得意とする成田が、主演で堂々役を創造した。(関口裕子)

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