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TOTO、清田副社長が社長昇格 経営陣の若返り図る

記者会見する清田徳明新社長(右)と喜多村円社長=北九州市小倉北区で2020年1月31日午後4時43分、井上卓也撮影

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 TOTOは31日、喜多村円社長(62)が代表権のある会長に就き、清田徳明副社長(58)が社長に昇格する人事を発表した。4月1日付。経営環境の変化に柔軟に対応するため、経営陣の若返りを図る。

 喜多村氏と清田氏が北九州市内で記者会見した。清田氏は「構造改革に取り組みながら変化に対してスピード感をもってトライしたい」と意気込みを語った。

 同社は中国で温水洗浄便座の高級機種の販売攻勢をかけるなど、海外で売り上げを伸ばす一方、国内では住宅の改装需要の掘り起こしで収益拡大を図っている。清田氏はこうした路線を継承し、引き続き強化していく意向を示した。【久野洋、井上卓也】

「社員がより誇りに思える会社に」

 2019年9月下旬に喜多村円社長(62)から社長就任を打診された。「逃げない覚悟」をもってその場で引き受けたが、次第に身の引き締まる思いがわき上がった。「社員がより誇りに思えるような会社にしたい」と意気込みを語る。

 1984年入社。主に温水洗浄便座「ウォシュレット」やトイレ関連設備の商品企画を手がけ、部長時代はデザインを重視した便座や海外向け商品の開発で手腕を発揮した。かつて経理部門として、商品企画部門の清田氏と対立したこともあったという喜多村氏は、「理路整然と向かってくる好敵手だった」と振り返る。

TOTO=北九州市小倉北区で、曽根田和久撮影

 決断力や先を読む力も優れるが、喜多村氏が後任に推した最大の決め手は誠実な人柄。「どんな難しい課題からも決して逃げない。頼んだ仕事はしっかりとやり遂げる」と全幅の信頼を寄せる。

 主力商品の温水洗浄便座は国内ではほぼ普及したため、TOTOは新商品でリフォーム需要を掘り起こす一方、中国の富裕層向けに高級機種の販売で攻勢をかけ、欧米でのシェア拡大も狙う。清田氏はこの路線を継承する方針だが、米中貿易摩擦や消費税増税に伴う販売低迷などのリスクもはらむ。「世の中の変化は早いが、それより早く動ける会社にしたい」と、機動力で難局を乗り越える構えだ。

 妻と子2人の4人家族で趣味はゴルフと読書。社長就任は4月1日付。【久野洋】

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