国内最大級パラボラアンテナ解体へ 茨城・台風15号で破損 プレート観測で功績

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台風15号で破損し、安全のため骨組みだけにしたアンテナ=茨城県鹿嶋市平井で2020年1月30日、根本太一撮影
台風15号で破損し、安全のため骨組みだけにしたアンテナ=茨城県鹿嶋市平井で2020年1月30日、根本太一撮影

 国立研究開発法人・情報通信研究機構(NICT)は30日、鹿島宇宙技術センター(茨城県鹿嶋市平井)にある巨大パラボラアンテナを今夏にも解体撤去すると発表した。台風15号による暴風で破損し、運用の継続は難しいと判断した。

 アンテナは、直径34メートルで国内最大級。1988年に、地球表面を覆うプレートの動きを測る主要機器として整備された。天体から届く電波を受信し、海外の同様の施設と協力して互いの距離を計測、日本の位置などを正確に示した。

 国土地理院(つくば市)と共同で実施した観測では、プレートの動きから東京・父島が本州に近づいていることを突き止めた。小惑星探査機「はやぶさ」の軌道計算の際には、アンテナを使った研究が役立てられたという。こうした数々の成果を残し、約30年にわたって市民に親しまれてきた。

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