メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

号外GDP年6.3%減 5四半期ぶりマイナス 消費増税響く

沢尻エリカ被告公判詳報(3) 医師「被告は軽い大麻依存症」

沢尻エリカ被告の公判を見ようと、傍聴整理券の列に並ぶ人たち=東京都千代田区の日比谷公園で2020年1月31日午前9時半、田中理知撮影

[PR]

医師「被告は軽い大麻依存症」

 続いて、証人尋問。弁護側は、2人を証人として申請した。

 1人目は、沢尻被告の治療に当たっている医師。起訴内容に争いはなく、被告の量刑を決めるに当たって酌むべき事情を立証するための「情状証人」の位置づけとみられる。医師は心理学の専門医で、「軽い大麻依存症」との診断結果を明らかにした。

弁護人 「依存症患者の治療に取り組んでいる?」

証人 「ずっと関わっている疾患です。主にアルコール依存。覚醒剤、薬物依存にも関わってきました」

弁護人 「沢尻さんとの関係は?」

証人 「保釈されて以来、当院に入院し、治療に努めてきた」

 医師は、脳の画像検査や精神状態をみる検査、血液検査、記憶を調べる検査を沢尻被告に実施したと証言し、続けた。

証人 「MDMAやLSDについては依存症の診断を満たすとは考えていません。大麻については軽い依存症があった」

 医師は、沢尻被告がMDMAやLSDをクラブで騒ぐ時に数カ月に1回程度で使っていると説明。いつも使うことは考えておらず、依存症の基準を満たさないとした。一方で、大麻に関しては、(ドラマなどの)撮影期間は使っていないが、長い休みの時に使いたいという気分で使っていて、使う量が増えることがあったとした。

弁護人 「今後、必要な注意は?」

証人 「(薬物を)やめようという気持ちを持ち続けられるか。今は問題を起こした直後なので強い気持ちがあるが、1年、2年たつと薄れるというのがよくある。家族らと相談することが非常に重要」

 法廷の弁護側の席でやりとりを聞いていた沢尻被告。この場面で、数回、首を縦に振ってうなずいた。

弁護人 「沢尻さんの依存症克服のための姿勢はどうでしたか」

証人 「スタッフもびっくりするほど真面目に取り組んでいた。他にすることがなかったからかもしれないけど……」

 沢尻被告の表情が緩んだ。

 弁護人は今後の治療計画についての話題を持ち出した。

証人 「月に1度、来てもらい、考え方を確認する。疑いたくはないが、薬物キットを使って本当に使っていないかを確認する。孤立させないようにみんなでサポートする」

兄「話し合って、交友関係を見直す」

 法廷には、次の証人として沢尻被告の兄が現れた。正面を見据えていた沢尻被告が視線を落とした。尋問が続く。

弁護人 「どのくらいのペースで被告と面会していたか」

証人 「勾留中に4~5回。やっちまったことを反省している。謝罪の言葉がみられた」

弁護人 「今後の生活はどうしますか」

証人 「エリカと話し合って、交友関係を見直す。生活のリズムを取り戻して監督していきたい」

 俳優としての仕事についても言及があった。

弁護人 「今後の仕事はどうされますか?」

証人 「今のままでは難しい。本人も女優の仕事は考えていないようだ。話し合いの中でサポートしていきたい」

弁護人 「人間関係はどうしますか?」

証人 「悪い人については断ち切ってもらう」

 検察側は反対尋問で、これまで薬物を使っていることは知っていたかと尋ねた。証人は「目の前では見たことがなかった。報道では目にしていた」と答えた。

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. クルーズ船内待機 米、感染急増で"評価見直し" チャーター機16日到着 新型肺炎

  2. 低体温症などで42人救急搬送 1人が意識不明 熊本城マラソン、降雨影響

  3. 公文書クライシス 「解釈、どうとでも」 "保存1年未満"文書破棄記録ゼロ 情報公開、ルール骨抜き

  4. 名古屋市、感染確認夫婦利用の電車など公表 「夫から感染」の可能性

  5. 国立大5校、授業料値上げ 昨春以降 学生ら、説明不足批判

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです