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沢尻エリカ被告公判詳報(6) 最後に「全力で更生し反省することが唯一の償い」

沢尻エリカ被告

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麻薬取締法違反 東京地裁で初公判

 男性検察官による論告が始まった。

検察官 「被告人は19歳から、大麻やLSD、MDMAなどを使用し、常習性は顕著。違法性を認識していながら、大丈夫だと(考えて)使い続けていた。薬物については、今も入手できる環境にあり、再犯の可能性は高い。再犯を防止し、猛省を促すためにも、厳しい処罰が必要だ」

 そう述べた上で、男性検察官は「懲役1年6月」を求刑した。沢尻被告は弁護人席に腰掛けたまま、静かに論告求刑に聴き入った。

 続いて、弁護人の最終弁論。

弁護人 「薬物は全て自己申告で入手経路が判明している。入手先も明確にしている。違法薬物決別のための最良の方法として通院がある。被告人は真摯(しんし)な取り組みをしてきた。今後も月1回のペースで通院を予定している。万が一使用があれば、検査で発覚する。これで抑止が期待されている。通院が最も重要だと考えている。兄が同居し、通院の同行も約束している。生活を改めるため、交友関係を見直すことも約束している。携帯電話を弁護人に預け、SNSアカウントも解約の手続きを予定していて、望ましくない人との連絡を絶っている。多くを失い、違法薬物との関わりが害であったと認識している。執行猶予が相当な事案だが、執行猶予は再犯を予防する一方で、社会復帰を困難にすることもある。これらを考慮し、適切な執行猶予期間とすることが求められる」

 最後に沢尻被告の最終意見陳述に移った。

 沢尻被告は弁護人席から立ち上がると、証言台の前に進み出て、いったん椅子を引いて座ろうとしたが、裁判官から「立ったままで」と促され、引いた椅子を戻した。

被告 「改めまして、お世話になった仕事関係各位の皆様に大変なご迷惑をおかけしたことを心よりおわび申し上げます。日ごろ、お世話になっている方や社会の皆様にも大きな影響を与えたことを申し訳なく思います。何より、家族や友人、会社のスタッフ、そしてファンの皆様をこのような形で裏切ってしまったことを本当に深くおわび申し上げます。全ては自身の甘さが招いた結果で、後悔してもしきれない気持ちでいっぱいです。謝って許されるものとは思っていませんが、全力で更生し、反省していくことが自分にできる唯一の償いと思っています。二度と繰り返さないように、立ち直っていきたいと思っています」

 沢尻被告は抑揚のある声で陳述し、最後は裁判官をしっかりと見据えた。

裁判官 「(以上で)よろしいですか」

被告 「はい」

 沢尻被告は裁判官の方を真っすぐに見て、席に戻るよう促されると、席に戻って唇をかみしめるような仕草をみせた。

 最後に裁判官は「2月6日の午後3時から判決を言い渡しますので、出廷してください」と告げた。沢尻被告は「はい」と答えてうなずいた。

 裁判官が沢尻被告に退廷を求めると、被告は立ち上がり、弁護人席の背の方にある扉から退廷した。その際、扉の前でいったん振り返って裁判官の方を向くと、再び体を翻して法廷を後にした。

 ほぼ1時間半にわたる初公判が終了した。

 判決は6日後の2月6日午後3時、言い渡される。

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