台風19号で被害の阿武隈川など7水系 4213億円の緊急治水対策

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台風19号の影響で氾濫した福島県玉川村の阿武隈川=2019年10月13日午前9時5分、本社ヘリから 拡大
台風19号の影響で氾濫した福島県玉川村の阿武隈川=2019年10月13日午前9時5分、本社ヘリから

 国土交通省は31日、昨年10月の台風19号で河川氾濫の被害が大きかった9都県の7水系について、堤防整備などの緊急治水対策を実施すると発表した。総額は約4213億円に上り、同様の緊急治水対策としては2018年の西日本豪雨(約790億円)や17年の九州北部豪雨(約1970億円)を大きく上回る。

 国交省によると、水系別の内訳は、阿武隈川(宮城、福島)約1354億円▽吉田川(宮城)約267億円▽入間川流域(埼玉)約318億円▽那珂川(栃木、茨城)約521億円▽久慈川(茨城)約334億円▽多摩川(東京、神奈川)約191億円▽信濃川(新潟、長野)約1227億円。事業の完了は、阿武隈川は28年度、信濃川は27年度で、その他は24年度となる。

 堤防のかさ上げや遊水地の整備、河川の流量を増やすために川底の土砂を撤去する「河道掘削」などのハード対策のほか、迅速な避難につなげるための監視カメラや水位計の設置などのソフト対策も進める。【松本惇】

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