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「苦しかった」娘信じ駆け回った16年 両親待つ無罪 湖東病院事件 3日に再審初公判

再審の初公判を前に思いを語る西山美香さん(中央)と父輝男さん(左)、母令子さん=滋賀県彦根市の井戸謙一法律事務所で2020年1月28日、菅健吾撮影

 滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年に入院患者の人工呼吸器を外して殺害したとして、殺人罪で懲役12年が確定し服役した元看護助手、西山美香さん(40)の再審(やり直しの裁判)が3日、大津地裁で始まる。検察側は新たな有罪立証をしない方針で、3月末に無罪判決が言い渡される見通しだ。「うれしさ半分、苦しさ半分。16年間の苦しみは消えないから」。娘を信じ続けた父輝男さん(77)と母令子さん(69)は複雑な思いを胸に初公判を迎える。

 同県彦根市の西山さん宅に県警捜査1課の刑事が来たのは、男性患者(当時72歳)が03年5月に死亡してから1年ほどたった頃だった。「なんかおかしい」。輝男さんはそう感じた。04年7月、24歳の美香さんは、殺人容疑で逮捕された。

 約2カ月後の初公判、法廷で手錠と腰縄を付けられた娘を目にして「身が縮むような思いがした」。公判で美香さんは「殺害行為はなく、なぜ死んだか分からない」などと否認し続けた。しかし、05年、「自白調書で犯人しか知らない事実を語っている」として懲役12年の判決が言い渡された。07年に最高裁で確定し、服役した。

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