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(日本評論社・1650円)
「東京一極集中」「地方の衰退」――。都市部と地方との格差を表す象徴的な言説だが、医学部の内実はそうではないらしい。なるほど、ノーベル医学生理学賞の受賞者に東京大出身者は少なく、臨床研究の力を示す論文数は京都大や大阪大など西日本の大学が上位を占める。「東京VS地方」でなく、「西高東低」とも言える医学部偏在の実態が透けて見えるが、そのなぞを医学部誕生の歴史…
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