近藤さんパラ推薦枠逃す 昨年の乳がん手術から復帰 別大マラソン視覚障害
毎日新聞
2020/2/2 22:18(最終更新 2/2 22:19)
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2日の第69回別府大分毎日マラソン大会で、視覚障害選手の部の女子に出場した近藤寛子さん(53)=滋賀銀行、滋賀県栗東市=は、自己最高記録を更新する力走をみせたが3位に終わり、東京パラリンピックの出場推薦枠を逃した。乳がんの手術などで満足に練習ができず臨んだ別大。悔しさをにじませながら「よくここまで走れた。次はもっといいタイムで走れる」と前を向いた。
近藤さんは、2001年に視野が徐々に狭まる難病「網膜色素変性症」を発症。右目はストローの穴ほど、左目は針の太さほどの範囲しか見えない。05年に視覚障害者マラソンに出会って頭角を現し、16年の別大で2位。同年のリオデジャネイロ・パラリンピックに出場して5位入賞を果たした。
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