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別府大分毎日マラソン

大分、別府両市を舞台に行われる別府大分毎日マラソン。白熱のレースや関係者をリポートします。

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近藤さんパラ推薦枠逃す 昨年の乳がん手術から復帰 別大マラソン視覚障害

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女子(視覚障害T12)で3位でフィニッシュする近藤寛子(左)=大分市営陸上競技場で2020年2月2日、徳野仁子撮影
女子(視覚障害T12)で3位でフィニッシュする近藤寛子(左)=大分市営陸上競技場で2020年2月2日、徳野仁子撮影

 2日の第69回別府大分毎日マラソン大会で、視覚障害選手の部の女子に出場した近藤寛子さん(53)=滋賀銀行、滋賀県栗東市=は、自己最高記録を更新する力走をみせたが3位に終わり、東京パラリンピックの出場推薦枠を逃した。乳がんの手術などで満足に練習ができず臨んだ別大。悔しさをにじませながら「よくここまで走れた。次はもっといいタイムで走れる」と前を向いた。

 近藤さんは、2001年に視野が徐々に狭まる難病「網膜色素変性症」を発症。右目はストローの穴ほど、左目は針の太さほどの範囲しか見えない。05年に視覚障害者マラソンに出会って頭角を現し、16年の別大で2位。同年のリオデジャネイロ・パラリンピックに出場して5位入賞を果たした。

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