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学校とわたし

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「笑われる」から「笑わせる」に=落語家・桂花団治さん

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落語家・桂花団治(かつら・はなだんじ)さん

 3歳で母親と死別し、小学校時代は吃音(きつおん)や人前で緊張する赤面症に苦しみました。人一倍物覚えが悪く、運動もからっきしダメ。いじめられないと同級生とコミュニケーションがとれない。体操マットに巻かれ、苦しさから逃れようと服が脱げるほどもがいて抜け出た経験もあります。でも、無視されるよりはマシだと思っていました。劣等感の塊で、夢は「普通の子」になることでした。

 人生を変えたのは小学5年のお楽しみ会でした。友達と出し物をやることになりましたが、「お前いらん」「よそ、行けや」と言われ続け、「ああ、俺1人になった」と悲しくなりました。そうしたらもう1人のいじめられている子がいて、2人で漫才をしたんです。吃音やから、無我夢中で練習しました。結果、めちゃくちゃ受けました。笑われていたのが、笑わせたという快感になりました。

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