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別府大分毎日マラソン(その2止) 視覚障害選手の部 道下、記録更新でV2 失速せず、成長実感

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力走する道下(左)=須賀川理撮影
力走する道下(左)=須賀川理撮影

 はじける笑顔に涙が混じる。43歳にして自らが持つ世界記録を1分52秒も塗り替えた道下は「この数年、トンネルを抜け出せなかった。やっと思い通りのレースができた」。自身の成長をかみ締めるように会心の走りを総括した。

 最大のテーマだった後半の走りで、失速せずにペースアップできた。中盤までは「頭も足も使わず、リラックス」する戦略。その狙い通り、30キロ以降の5キロのラップタイムは序盤より20秒以上縮んだ。余力も十分で、沿道からの声援が聞こえると笑顔で応える。37キロ付近で記録更新を確信する盤石のレース運びだった。

 道下が世界記録を更新したのは2017年の防府読売マラソン。31歳でマラソンを始めてから順調に記録を伸ばしてきたが、世界新以降は足踏みしてきた。後半までペースを保てず、「練習でできたことが本番にできない」と苦しい日々だった。19年12月の防府読売でも30キロ以降に失速し、別大毎日への出場を急きょ決断。従来よりも体を追い込んで臨み、トレーニング法を変更するなど試行錯誤の段階でもあった。

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