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キャンパる

すたこら 物語の裏側

 眠るとき、必ず右半身が下にくる。幼少期から昨年まで住んでいた部屋では、ベッドサイドのライトが右側にあったからだ。眠る前にいつも本を読んでいた私は、自然と右を向いて眠るようになった。

 きっかけは母だ。小学生の私に、母が貸してくれた一冊の本。当時の自分には手の届かない、タンスの上にあった「大人の本」は、児童文学しか知らない私には新しい出合いだった。それから書店に通うようになった。ページをめくるたびに興奮し、時には泣く。10代の私にとって、読書は一番のエンターテインメントだった。

 だが、いつからだろう、その熱はなくなった。最近の眠る前のお供は、スマホで見るアメリカの連続ドラマ。ついつい見てしまうが、特に感動はない。

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