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火論

パニックという感染=玉木研二

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 中国に発した新型コロナウイルスによる肺炎は、日ごと新たに死者・罹患(りかん)者数を重ねている。

 ネット上の動画が緊迫する最前線の情景を流す。今回の特徴の一つだ。医療施設内の混乱と悲嘆。自警団のように棒を持って地区の入り口を固め、来訪者を追い返す住民。親交者でも容赦ない。

 パニックは心理的な集団感染現象といえるかもしれない。思い起こす文学作品がある。

 極限状況の中で人間関係まで破壊する「不条理」。これを追究したのはフランスのノーベル賞作家、アルベール・カミュの「ペスト」(1947年)だった。

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