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命のビザ80年

杉原千畝研究/3 苦難の逃避行刻むパスポート

旅券の表紙=本人の旅券より、八百津町提供

 杉原千畝ゆかりの岐阜県八百津町に1冊のパスポートが保管されている。古びた青い表紙の上部にポーランド語で「旅券」と記され、中央にはポーランド共和国の紋章である白いワシがあしらわれている。

 持ち主は故アレキサンダー・ハフトゥカ氏。第二次世界大戦前にワルシャワで内務省の役人をしていたユダヤ人で、80年前にリトアニアのカウナスで杉原から日本通過ビザを発給された。「命のビザ」は旅券の33ページ目にあり、同町の杉原千畝記念館にレプリカが展示されている。

 旅券は1993年、長女で米国在住のシルビア・スモーラーさん(87)が八百津町に寄贈した。シルビアさんは父、母オーラさんとともに杉原ビザで救われた。旅券にはハフトゥカ氏本人だけでなく、妻と娘の顔写真が貼られ、1冊で家族全員をカバーしていたとみられる。サバイバーが「家宝」ともいえるビザの実物を手放すのは珍しく、杉原研究にとって貴重な資料だ。

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