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インターネット上の公開情報(オープンソース)を分析し、国際的な事件や事故の経緯を解き明かす独立系調査グループ「ベリングキャット」が注目を集めている。政府機関の一部でもなく、大企業から支援を受けるわけでもない。市民がネット上で手に入れることができる情報をきっかけに真相に迫るその手法が、インテリジェンス(諜報(ちょうほう))の世界に新たな風を巻き起こしつつある。【英中部レスターで八田浩輔】
英中部にある人口30万人の都市、レスター。ベリングキャット代表のエリオット・ヒギンスさん(41)のオフィスには、雑誌が1冊だけ置かれた机とキャビネット、2脚の椅子しかない。ヒギンスさんはノートパソコンを手に取った。「これとインターネットがあれば調査はできます」
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