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山田淳子さん=北方領土元島民3世の写真家

 「自分のルーツについて何も知らないと気づいたことが、きっかけでした」。4日に始まった初の個展の主題は北方領土だ。小学生の頃に他界した祖父が、歯舞群島の志発(しぼつ)島出身だった。

 大学院を出た後、アルバイト先でカメラの魅力を知り、写真の道へ。2年ほど前、「祖父がどんな場所でどう暮らしていたのか」を知りたくなり、北方領土関連の撮影を思い立った。

 北方領土の対岸、北海道根室市などで北方四島出身者10人に会った。話の断片がつながり、祖父の体験がよみがえったように感じた。話題は戦時中の暮らしが多かったが、「生活は島から引き揚げた後の方が苦しかったそうです」。「島では大きな家でカニ入りカレーを食べていたと聞き、イメージが一変した」とも。

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