寄稿

没後50年を前にパリで三島由紀夫シンポ=井上隆史(白百合女子大教授・日本近代文学研究)

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フクシマ以降、「檄」に耳傾けよ

 去る2019年11月21日から、パリ・ディドロ大学(第7大学)で国際三島由紀夫シンポジウムが開催された。題して、50 ans après, un autre Mishima?(英語題では50 years later, another Mishima?)。没後50年を迎える2020年を前に新たな三島像を求めようという意図だろう。主催者の話では、フランスには三島ファンが多いが、どうしてもその死、特にハラキリ(フランス語読みだとアラキリ)という死に方に関心が集まる。そういう見方を離れ、あらためて三島文学そのものに光を当てたい、とのことだった。

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