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発言

カップ麺とオランウータン=久世濃子 国立科学博物館・日本学術振興会特別研究員

 今年2月から日清食品が「カップヌードル」を生産する国内の全工場で「RSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)認証パーム油」の使用を開始した。国内での注目度は高いとはいえないが、東南アジアの熱帯雨林の保全活動に関わっている私たちにとっては、ビッグニュースである。カップヌードルと熱帯雨林――一見無関係に見えるこの二つの間に、実は密接なつながりがある。

 私が長年研究対象としているオランウータンは、東南アジアのボルネオ島とスマトラ島(マレーシアとインドネシア)の熱帯雨林にのみ生息する霊長類で、ゴリラやチンパンジーと共に、「ヒト科」に分類されている。現在1属3種に分類されているが、全種が国際自然保護連合の「絶滅の危機にひんしている世界の野生生物のリスト」で最も絶滅の危険性が高い「近絶滅種」に分類されている。

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