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オシント新時代

インターネット上の公開情報(オープンソース)を分析し、国際的な事件や事故の経緯を解き明かす独立系調査グループ「ベリングキャット」が注目を集めている。政府機関の一部でもなく、大企業から支援を受けるわけでもない。市民がネット上で手に入れることができる情報をきっかけに真相に迫るその手法が、インテリジェンス(諜報(ちょうほう))の世界に新たな風を巻き起こしつつある。

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ベリングキャットの衝撃/中 企業・NGOも熱視線 技術学ぶ講習、即満員

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ベリングキャットの講座。実践方式でオープンソース調査の基本的な手法をたたき込む=アムステルダムで2019年8月、八田浩輔撮影
ベリングキャットの講座。実践方式でオープンソース調査の基本的な手法をたたき込む=アムステルダムで2019年8月、八田浩輔撮影

 航空機事故などを巡る調査報道で成果を上げる独立系の調査グループ「ベリングキャット」は、インターネット上の公開情報を分析するオープンソース調査の基本的な手法を教える講座を欧米各地で開催している。記者はアムステルダムで開かれた5日間の講習に参加した。その手法は用途が広く、国際機関などでも重要視され始めている。

 「これはIS(過激派組織『イスラム国』)の支持者が2016年にパリで投稿した写真だ。撮影された場所を特定してほしい」

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