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滝野隆浩の掃苔記

「ヨタヘロ期」を生きる

樋口さんの本には巻頭に「人生後半の安心生活 してよかった25のこと」のカラー特集もある

 「高齢社会をよくする女性の会」理事長の樋口恵子さん(87)は「介護保険の生みの親」とされるが、モノゴトの本質をずばっと言い表す「言葉の魔術師」でもある。最近はやりの「人生100年時代」はとうの昔から使っていたし、家族が機能しなくなった現代を「ファミレス時代」と名づけたり。

 その樋口さんが昨年末、「老(お)~い、どん!」という本を出した。「あなたにも『ヨタヘロ期』がやってくる」という副題の方が気になって、東京・杉並の自宅を訪ねた。

 3年前、自宅を建て替えた。その引っ越しが相当こたえたことが執筆のきっかけらしい。大量の蔵書を整理しながら気分が沈んでいき、費用がかさんだことで家計が気になり出し、食欲をなくして「中流型栄養失調症」になってしまった。どうにか元気は取り戻したものの、後期高齢者になって以降を振り返れば、自慢だった視力は衰え、「満身疼痛(とうつう)」状態で、歩く速度は落ちるばかり。ヨタヨタ、ヘロヘロとしているから、いま…

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