厚労省HP、新型肺炎の外国語情報で誤訳多発 「手洗い重要」が「トイレ重要」

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厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館=東京・霞が関で、竹内紀臣撮影
厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館=東京・霞が関で、竹内紀臣撮影

 新型コロナウイルスによる肺炎に関し、厚生労働省がホームページで発信する外国語の情報に誤訳が多く、「これだけ外国人が増えているのにお粗末では」とあきれる声が上がっている。

 厚労省はホームページに「新型コロナウイルス感染症について」と題する特設ページを設け、一般の人向けに医療情報や発生状況、行政の対応などを掲載している。英語、中国語、韓国語に対応し、画面上のボタンで言語を選べる。

 しかし、例えば「手洗いが重要」が韓国語で「トイレが重要」、「水際対策」が中国語で「水辺の対策」と誤訳されている。韓国語も「物価の対策」とも読めるという。「入国される人」という敬語は中、韓両国語とも「入国を受ける人」と受け身に訳されている。

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