メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

毎日フォーラム・視点

(公社)大阪自然環境保全協会理事 岡秀郎

岡秀郎氏

 スウェーデンの十代の環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんが昨年の国連気候変動サミットで地球温暖化を警告し話題になった。温暖化はここ10年が“デッドライン”とも言え、地球環境への人為的負荷は“手遅れの領域”に入かけていると思わざるを得ない。

 その危機の主な要素には、生物多様性(生物の多様さ・つながり・恵みなど)の損失もある。わが国で大きな問題になっているのが、「生物多様性の宝庫」と言われる水田(田んぼ)の激減である。

 水田や雑木林などの里地里山は生態系サービスを育む日本の原風景だが、開発や放置で全国的に荒廃が続いている。特に生物多様性が高い水田は、国の統計によると、水稲の作付面積が1969年の317.3万ヘクタールから147.0万ヘクタールへと、50年間でなんと46.3%にまで減少している。数千年にわたる稲作の歴史の中のわずか数十年間の事件である。

この記事は有料記事です。

残り2477文字(全文2856文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. たばこを吸っていると新型コロナで重症化しやすいのは本当か 専門家が警告する

  2. 最期の別れに親戚も呼べないなんて…新型コロナで葬儀縮小、会食中止 棺不足も

  3. 新型コロナ不況になぜ1人20万の給付金が必要なのか 反緊縮・経済学者の提言を読む

  4. ファクトチェック 新型コロナ「五輪延期後に検査急増」は本当か 「感染隠蔽」説を検証すると…

  5. 「鳥取・島根に観光」記事 おわびして削除します

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです