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ルポルタージュ

交通死遺族、消えぬ苦しみ(その1)

トラック追突事故で亡くなった臼井翔さんの仏壇に手を合わせる父の上野俊人さん(右)と母の臼井利恵さん=横浜市磯子区で2019年11月27日、長谷川直亮撮影

 「毎日、息子の写真を見て思うんです。何で、何でって……」。横浜市内の高速道路で約2年前に起きた追突事故で長男(当時21歳)を亡くした母親は、今もやるせない思いを募らせている。加害者となったトラック運転手の男性(32)は交通刑務所に入り、一瞬の気の緩みを悔やみ続ける。2019年も3000人以上が犠牲になっている交通事故。遺族と加害者側の苦悩を取材した。【岩崎邦宏】

 青空が広がる日曜日の朝だった。17年10月1日午前6時半ごろ、横浜市磯子区の会社員、臼井翔さんは、ローンを組んで買ったばかりの中古の「クラウン」を駆って、友人と一緒に千葉県で開かれる車の展示イベントに向かっていた。

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