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10年間負けなしのリネールを破った歴史的「内股すかし」 篠原さん“誤審”因縁の技

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シドニー五輪男子100キロ超級決勝で、ドイエ(右)の内股を篠原が内股すかしで切り返したかのように見えたが、ドイエの有効と判定された=中村琢磨撮影
シドニー五輪男子100キロ超級決勝で、ドイエ(右)の内股を篠原が内股すかしで切り返したかのように見えたが、ドイエの有効と判定された=中村琢磨撮影

 柔道グランドスラム(GS)パリ大会最終日の9日、男子100キロ超級の影浦心(24)=日本中央競馬会=が、約10年間無敗だった「絶対王者」のテディ・リネール(30)=フランス=から大金星を挙げた。決着をつけた技は、日仏柔道界因縁の「内股すかし」だった。【松本晃】

 歴史的勝利を決めた内股すかしは日本にとって20年前の苦い敗戦と記憶が重なる。2000年シドニー五輪男子100キロ超級決勝で、篠原信一さん(47)が1996年アトランタ五輪95キロ超級覇者のフランス代表、ダビド・ドイエさん(50)の内股に切り返して仕掛けた技だ。もろとも畳に倒れ込んだが、ドイエさんの「有効」と判定された。

 日本の猛抗議も実らず、篠原さんは敗れた。後に国際柔道連盟(IJF)も「両者にポイントを与えるべきでなかった」と認めた「世紀の誤審」でビデオ判定導入のきっかけになったシーンだ。続く04年アテネ五輪の男子100キロ超級金メダリストの鈴木桂治さん(39)を育てた岩渕公一・国士舘高柔道部監督(64)は「同じフランスの選手相手で、同じ技というのは因縁だね」と振り返る。

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