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聖火が走ったまち1964-2020

岩手・花巻 大食堂にぎわい、再び

マルカン百貨店の前身である衣料品店「マルカン」前を走る聖火ランナー=岩手県花巻市で1964年9月24日(佐藤健一郎さん提供)

 青森県から岩手県に入った聖火は内陸を南下し、1964年9月24日、花巻市へ。目抜き通りは人垣ができ、衣料品店「マルカン」の窓から商店街のアーケードの屋根に飛び移って見る人もいた。

 マルカン先の交差点で聖火を待ち構えた走者は、花巻農高3年の陸上部主将だった中島三男さん(73)。「受け取った瞬間、わーっと歓声が響いた」

 マルカンには食堂があった。「(部活の)大会の帰りに先生に連れられ、部員とラーメンやそばを食べた。最高のごちそうだった」。73年には交差点を挟んだはす向かいに移転し、百貨店となる。老若男女の市民が集う6階の大食堂は特に愛された。

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