
小泉進次郎環境相が1月から「育休」を取得している。閣僚や議員には法定の「育児休業」がなく、時短やテレワークなどを使い自主的な「育児休暇」を2週間分取るという。小泉環境相は、男性の育休を取り巻く「空気」を変えたいと語った。制度があっても取得が進まない今、一人の育休経験者として「子育ては女性だけのもの」という古くよどんだ空気の変化を期待したい。
男性の育休取得は育児参加の第一歩だ。女性にだけ育児・家事の負担を強い、「活躍」の機会を狭めている現状を変える契機となる。夫婦が育児・家事を分担することで、社会に多様性と活力という新たな風が吹くと私は考える。
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