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新型肺炎 ホテルなど滞在の帰国者、全員陰性 チャーター第1便、帰宅始まる

関係者(右奥)に見送られて千葉県勝浦市のホテルを出発する政府チャーター機第1便の帰国者を乗せたバス=2020年2月12日午後7時2分、滝川大貴撮影(画像の一部を加工しています)

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 新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」(乗員乗客3711人)で12日、検疫官1人の感染や体調が悪化した乗船者の重症化が確認された。新たに39人(うち日本人10人)の乗員乗客の感染も判明し、クルーズ船乗船者の感染確認は174人に上る。一方、政府チャーター機の第1便で中国・武漢から帰国し、ホテルなどに滞在していた197人は、11日のウイルス検査で全員陰性と判定され、12日夜から帰宅が始まった。

 厚生労働省によると、感染した50代男性検疫官は今月3、4両日、マスクや手袋を着けて船内で乗客の体温測定や質問票回収をしていた。9日に熱が出て10日に受診し、感染が確認された。感染経路は不明という。発症前の5~7日に検疫所で勤務しており、その間の濃厚接触者の有無も調べる。

 重症化しているのは5人(うち3人は日本人)で、60~70代の男性。下船して入院中で、3人は集中治療室におり、残る2人は気管内挿管で呼吸管理をしている。少なくとも4人は検査陽性で持病があり、厚労省は「感染と重症化の因果関係は不明」としている。

 こうした感染拡大に対応するため、厚労省は全国に約1800床ある陰圧室などを備えた「感染症病床」以外でも、院内感染対策をした一般病床での入院も認める通知を出した。別の通知で、感染が強く疑われる事例なら渡航歴がないなど国のウイルス検査基準に該当しなくても、自治体の判断で柔軟に検査できるとした。また、発熱と呼吸器症状がある場合に感染の疑いがあるとして検査する対象に、13日から中国湖北省だけでなく浙江省の滞在歴がある人も加える。

 一方、チャーター機の帰国者176人が滞在していた千葉県勝浦市の「勝浦ホテル三日月」では、12日中の帰宅を希望した36人が同日午後7時以降、用意されたバスなどに乗った。残る140人も13日午前に帰宅できる見通しという。国内に住宅がない帰国者には、東京都が最長6カ月使える都営住宅50戸を無料提供する方針。2便の帰国者の検査結果も早ければ13日に判明し、帰宅が始まる。

 また、加藤勝信厚労相は12日の衆院予算委員会で、チャーター機帰国者計763人のうち14人が、政府の手配した宿舎環境に子どもがなじめないなどの理由で既に帰宅していることを明らかにした。【阿部亮介、中島章隆、内田幸一】

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