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吉田裕・一橋大特任教授最終講義 軍事史、兵士の目線で 資料で解き明かした戦争の不条理

 日本近現代史、軍事史の分野で多くの成果を残してきた吉田裕・一橋大特任教授(65)の最終講義「自分史の中の軍事史研究」が、同大学で行われた。少年時代から今日まで、自らの経験を軸に研究史を振り返り、さらに近現代史研究全体が抱える課題を語った。

    ■  ■

 1日に行われた講義には予想を大幅に上回る600人以上が参加した。1954年、埼玉県豊岡町(現入間市)生まれ。東京教育大卒、一橋大大学院で藤原彰(1922~2003年)に学んだ。83年に社会学部助手。以後助教授、教授、特任教授など37年間同大学で教えてきた。

 59年、子ども向け週刊誌の『少年マガジン』『少年サンデー』が創刊された。吉田さんによれば、日本軍がいかに勇敢に戦ったかを強調する戦記物が「目玉商品」だった。吉田少年は「戦記物ブームに非常に強い影響を受け」、学校の図書室でも元海軍将官らが関わった子ども向けの戦争書籍を読みふけったという。小学3年生の夏休みの絵日記で戦艦「大和」や「一式陸上攻撃機」を描いた。講義ではその絵を披露し「小学校3年生として…

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